http://nitijyo.sakura.ne.jp/diary/mindfulness/mindfulness.html


第一部:かび。
今回特別編集編。下に行くほど古くなってます。


りんでろ〜ん

かっ患部にカビがっ!!

アカカカ カビカビカビカビカビカビカビカビカヨカビィ!!


どーりでカユイと思った。

なーんだカビかぁ♪ ってオイオイオイオイオイオイ・・かっカビィ???????



信じられません。


骨折の場合、昔と違って最初はギブスなんですが途中から「装具」と呼ばれる、「腰痛の時のコルセット」みたいので折れた部分を固定するのですが、そこが

@ムレて
Aただれて
Bカビ生えた

・・そうです。


「普通は生えないんだよねー」

って医者!!他は知るか!!生えてんだよ オレはっ!!



カユイ。


そして痛い。


痛いしカユイしかゆいしイタいし。。


ナンでオレだけ不幸のフルコース?



うぶ毛のいっぽんいっぽんにカビの胞子が絡みついてる感じとというか。クリスマス用の「スプレーの雪」あるじゃないっすか?それをカビでやったような感じです。我が肉体でそれが繁殖!!繁殖すんなっつのオレで!!!!


ボクは瞬間、そのカビが血液を伝って脳まで到達し、運悪くそのカビは脳に入ると同時に運動神経を司る細胞をことごとく破壊しちゃうような菌で それに犯されてしまった自分はもはや歩くことすら出来ず病院のベットの上でぴくぴく体を動かし何も出来なくなってしまったような "考えたたくもない不幸の連鎖" をぐるんぐるん想像してみた。

骨折っただけでそこまで転落?イヤン!そんなのイヤン!!




「リンデロン塗って。」

患部を見た医者はそれを看護婦に指示しました。

ぬたぬたっと塗る看護婦。別に悪気はないだろうし医学的見地かから考えれば至極当然の事なんだろうけど看護婦は必ず厳重に手袋をして塗ります。バイキンかオレ?



そして数日後。

ヌォヌっ!!!!さっ更に繁殖!!!!!!!!!!!!


ヌノーォォォォォォォォォォ!!!!!信じられません!!勢力拡大じゃねーか!!

カビは装具と肌の間に挟む布にまで到達しクッキリと染みを作ってました。



「ナンかの実験?」


小学校の頃自由研究でカビの繁殖をしようとしてぜんぜん繁殖してくれなくて泣く泣く断念したことがあるんだけど今なら楽勝合格点。

ボクの人生そんなもん。

全てに措いてそんなもん。

ことごとく間が悪い自分。そろそろ死んでいいですか?



その時診察してくれた医者は明らかに前回の医者とは違ってました。前回の医者が「あー、とりあえずリンデロン塗っといて!とりあえず!!」的な感じだったのに対してキチンと皮膚の表面を観察した後に様々な可能性を示唆し、かゆみや痛みの症状をいろいろ確認した後で指示を出してました。その時は何やら液体のようなものを塗ってそのまましばらく15分ほど「乾燥」という指示が出ました。

よく「いい病院、悪い病院」みたいな言い方するけど、実際は「いい医者悪い医者」だと思う。同じ病院でもいい医者もいれば悪い医者もいるだろうし。残念なことに病院は選べるんだけど医者は選べないんだよね。コレばっかりは運以外の何モノでもないというか。


医者:「リンデロンを今回みたいな密閉された場所で使うとカビが生える事があるんです。」


「・・。」


つーか、それ先に言ってくれよ。

隣の診察室に移り、そのままぼーっとしてる自分。患部を乾燥させる為です。死にたい。もう本気で死にたい。オレって直るのか?普通骨折ってひとつきぐらいで直るんじゃないのか?医者ってば「まれに骨がつかない人もいるんだよねー。」なんて軽く言いやがるし。医者の発言の無神経さにはほとほとウンザリしてんだよ。

そんなこんなでぼーっとしてる自分。何もせずにただひたすらぼーっとしてる自分。ダレもいない部屋。一人自分はぼー・・・・っとただひたすら時が経つのをまっていました。

するとそこにもぞもぞっと看護婦の娘さんが入ってきました。

「大丈夫ですかぁ?」

「はっ ははは ハイっ!大丈夫です!!」

そこでななんとその娘さんはちょこんと横に座って下敷きでボクの腕をパタパタとあおぎはじめてくれたじゃないっすか!!


せっ 青春!!

あぁ! なんとも鳴々!!(←もはや言葉にならない)


緊張はマックス。

広い部屋に二人きり。しーんとした中にぱたぱたと下敷きのあおぐ音だけが響く。

イカン!!このまま青春に浸ってるワケにはゆかん!!

間がっ!!このままじゃ間がもたん!!


そうです。ボクはシャイガイなんです。基本的に喋ってないと落ちつかないのです。


なにか?そう 何か強力且つ一撃でこの場を和ませるナイス極まりない小粋な一言をここで炸裂させねばっ! 何か?何かいい発言はないか????

通常の5億倍ぐらいのイキオイで思考する自分。


第一候補:

「いやー、ボクんちカビはえやすいんですよ:笑」

ダメだっ!!自ら不衛生さをアピールしてどうする??自ら不潔つってるようなもんじゃねーか??いままで何回上手く行きそうな恋バナを自虐的な変態話しにて血祭りに上げたことか?思い出せ。あぁおもいだせ自分。不潔の烙印を押されたらその時点で却下だっ!!

こんな事じゃそのコを一撃で「ホの字」にさせることは不可能。ボクに必要なのは一撃、そう 一撃で腰砕けになるような強力かつナイスな超自然会話だ!!


第二候補:

「カビました カビーン」


死ねオレ!!!

あぁ!なんなんの自分!!(尚、今回はその時の一瞬の思考をすべてありのまま白状してます)

こんな事言ってしまっては大脳の発達では生物界の頂点に輝かしくも君臨する人類(一応)としての自分が一瞬にしてミジンコレベルだっ!!


な、なにもでてこない・・。


そうドラえもんがあわてると四次元ポケットから関係ないもの出してしまうのと同じような心境。

その間もむすめさんはぱたぱたとほがらかな笑顔をたたえながらあおいでくれている。言い遅れましたが、きゃわゆいですそのコ。頭がメロンぐらいの大きさで笑顔が最高に素敵です。

一撃・・そう、オレに必要なのは一撃!!


長い思考。






で、結局、

「あ〜、テレますね、ナンか(笑)」

とめいっぱいヘラヘラして発言!!ぬのぁ!!!これカヨ??この程度かよオレ???? つか それしか出てこんねん!!


ダメだっ・・もうダメだ・・。

落胆の規模は壮大なもんでした。

終わった・・。この恋は終わった・・。( ← いつから恋に??)



その瞬間、

「そうですね、ふふっ」

っと、ナンと彼女も笑い返してくれたではないか!!!!!!

「ふふっ」を強調だっ!「ふふっ」っを!!笑った!!笑ってくれたよ!彼女!!!!

天国!!一気に昇天する自分!!!!



その後ギコチない空気ながらも、柔らかい空気がながれる


おれ:「そうですね、なんか・・」

娘:「そうですね・・(笑)」

ふふ・・(オレ ちらっ と見る)

ふふふ・・(そのコもちらっ っとこちらを恥ずかしそうに ←って事にしておく。)


・・(テレる)

・・(テレる)


・・

・・


鳴々、骨折って良かった!!!

(2001/02/02)

りんでろ〜んU

例の娘さんとはその後特別何かがあるわけでもなく、植物的な療養生活は続くのですが、

またまた初めての医者。自分は仕事の都合上毎週同じ曜日に通院出来ないので毎回医者が変わります。


「リンデロン塗って。」

今回の医者の最初の言葉がソレ。りりりりんでろんってアンタ?それって前回カビの原因って言われたクスリじゃん?

看護婦にクスリを塗らせた後で初めてカルテに目を通す医者。オイコラ普通逆じゃねーの??

「あっ、リンデロンじゃないのかぁ・・。 うー・・・ん、キミキミ?明日も病院来るよね??」

・・って、

テメーどういう意味ダヨ!!!

明日くるんなら今日は適当でいいってのか??ちゃんと診察ぐらいしろ!!!

たぶんリンデロンってのは医者のメンソレみたいなモンのようです。母ちゃんとかが「とりあえずメンソレ塗っとけ」みたいな。

ブチ切れたオレは大声で医者を怒鳴りつけ ←なんて度胸もない自分は、まぁ確かに明日も診察来る予定だったのでおとなしく翌日診察を受けに来ました。気の小さい自分。もうなんとでも言って下さい。


次の医者。荒っぽいけどややマトモな人。(おばさん)

「皮膚科だね、こりゃ。」

ちなみにこの時既にこんな状態でした。素人目に見ても皮膚科でしょ普通。


この状態になって既に2週間が経過してました。患部はぐちゅぐちゅになってました。


そんなこんなで中野区総合病院。病院をハシゴする羽目に。
途中道すがら「カラスの餌付けに挑戦してる浮浪者」がいたりして中野区の奥深さを再痛感しながら駅から歩くこと15分。中野区総合病院です。

皮膚科で待つ事2時間。(ここの病院の待ち時間はハンパなく長い)

やっとこ自分の番です。

装具を外して皮膚の一部をちぎって顕微鏡で調べ始めました。

ボクは実験器具的なモノには無条件にわくわくしてしまうのですが、その時もニタニタしっぱなしでした。だって目の前に「プレパラート」だぜ!!(解説「プレパラート」:顕微鏡で見る時に使う薄いガラス板の事です。)

「何かいました?」(←今思うと微妙に不思議な質問の仕方だ)

医者:「うーん・・顕微鏡で見る限りではなんとも言えないけど・・ コレは培養してみないと分からないね。」

菌が少ない場合は、シャーレで1週間培養するそうです。それで様子を見るというか。(解説「シャーレ」:細菌などを培養する時などに使うガラス製のケース。だいたいは円形)

せっかくなんで、ギブスに菌が繁殖することなんて普通あるのか聞いてみた。

「うーん、そんなに多いワケじゃないけど、全く無いってワケではないね。○×△菌とかガンジタ菌とか。。」

ん?ちょっと待ってくれ!ガンジタってあのガンジタっすか??


みなさん「ガンジタ菌」ってご存知でしょうか?ひらたく言っちまうと性病の一種です。風俗嬢とかがよくなる病気です。つか、風俗なんて行ったことないッスよ自分!!!!

動揺の色を隠せないオレ。さすがに「風俗行ったことないッス!!」って直接アピるのも変なんで「理不尽っす!思い当たる事ないっす自分!!」って内容を「顔面」にて強烈にアピールしながら質問。

「あのぉぉぉぉ・・ガンジタってあのガンジタっすか??」



瞬時に状況を理解した医者。

「あ、ガンジタつっても空気中にあるんだよ。別に何もしてなくてもなる人はなるし。」


・・やってなくてもなるって事か。

明確な回答だ。

一つだけ言える事。


ちんこさわれねぇ。

ウカツにさわれねぇ。

骨折理由で性病持ちなんてゴメンだ!!(痛切)


じぶん:「うかつに触っちゃいけないって事ですね。」(敢えて「ちんこ」という単語を省略)

医者:「まぁ清潔にしてて下さい。」

なんて模範的な回答をする人だ。


そこで医者は別のクリームを出してくれました。「アスタットクリーム」という軟膏です。


で、1週間後。ぼくの皮膚はウソのようにツルツルになり、培養した菌も別段問題のない菌だと判明。


ぼく:「ちなみにガンジタでしたか?」

医者:「いや、ガンジタではなかったよ。」


良かった。

物凄く白黒ハッキリしたタイプのお医者さんだったので、リンデロンについても聞いてみた。

「無意味だね ありゃ。」


そーですか。


そんなこんなで「ちんこ安全宣言」の出た自分なんスが

再びもとの病院。ボクに皮膚科を薦めたお医者さん(おばさん)はツルツルになった僕の皮膚を見て相当感動してるようで、しきりに

「モチはモチ屋だねぇ・・」

を連呼。

年取った人ってのはお気に入りの言い回しを見つけるとしつこいぐらい連呼するクセがあるようで、他の看護婦にも「ねぇ見て見て!やっぱりモチはモチ屋だねぇ・・」、そして「いやぁ、よくなってよかったっすよ!」と言った自分に向かっても「ホラッ!モチはモチ屋なのよぉ!!」と陽気な連呼を繰り出してました。よっぽどその言い回しが気に入ったのでしょう。


ちなみに自分の父にもお気に入りの言いまわしがあって、陸上競技とかで黒人選手が活躍してると「ヤツラ土人は一年中野原走ってんだから速いに決まってんだよ!!」と必ず吐き捨てるように言います。陸上競技を見てると最低でも3回。

父さん土人は差別用語です。


(2001/02/09)

そして第2部。除々に普通を取り戻してく自分。

TOP

http://nitijyo.sakura.ne.jp/diary/mindfulness/mindfulness.html